株式会社プラグラム 代表取締役 山本博士氏

2013年08月30日

 

今回、取材しましたのは、株式会社プラグラム、代表取締役の山本博士さんです。

大阪府立工業高等専門学校卒業後、IT業界へ。

javaプログラマーとして活動され、その後、システムエンジニアに。

11年1月、業務システム開発に特化した「株式会社プラグラム」を設立。

現在、スマホPOSレジシステム「スマレジ」の企画・販売等サービスを展開されています。

裏表のない、ユーモア溢れる山本さん。

その根底には事業に対する熱い想いがありました。

(聞き手:須澤 壮太、編集:山内 優花)

【大学生までの経験・考え】

・学生時代は何に励んでらっしゃいましたか。

―レゲエが好きで、音楽に熱中していましたね。

専門学校では、機械工学を専攻していたんですが、起業したいという思いは全くなく、

音楽で食べていきたいと漠然と思っていました。

 

・就職先を選択するにあたり、何を重視されましたか。

―実は、卒業後も音楽を続けていたんです。25歳まで頑張って、ダメだったら次を考えよう、って。(笑)

その後、プログラマーとしてIT業界へ入りました。

【仕事観・職業観】

・“働く”ということに関して、どのような方針をお持ちですか。

―仕事に対する使命感というか、ITの力で世の中が良くなればいいな、とは常に思っています。

また、社内で大事にしているところは、お客様に「ありがとう」と言ってもらえる仕事をするということです。

払ったお金に対しての+α、つまり感情面の部分というのは、

期待に対して結果が上回ったら生まれるものだと思うんですよね。

 

・株式会社プラグラム設立の経緯を教えてください。

―もともとは、genephics designというデザイン会社で働いていました。

時代の変化から、昔はデザインだけで良かったのですが、プログラムも必要になってきたということもありまして、

デザインはデザイン、システムはシステムという形で事業を分けようということで、分社化しました。

そのシステムのほうの会社としてプラグラムは設立し、代表をさせていただくことになりました。

 

・スマレジの事業について教えてください。

―スマレジ、という事業で新しい市場を生み出していると自負しています。

レジスターというものは、実は1800年代後半から存在して、その時代はハードが主体でした。

その当時、どこの国がハードをうまく作るか?というと、日本だったんですよね。

しかし、パソコンが流通しだすと、新しくPCレジというものが出てきました。

レジの形状をしていなくてもレジの機能として使えるという点は、とても画期的でした。

そこで、初めはノートパソコンでレジができたらいいのでは?というアイデアが生まれました。

ハードウェアメーカーが作ったレジと、パソコンで作ったソフトウェアレジの競争が生まれ、

そこからまたイノベーションが生まれると思ったんですよね。

そして、タブレットなどで、より手軽な形でできるのでは?と追求したのが今の事業の根底にあります。

値段も下がるし、見た目もいいですしね。

ハードのビジネスからの変革、という延長線上にあるのではないでしょうか。

 

・その延長線上の先にある、次のイノベーションがあるとすればどういったものがあるとお考えでしょうか。

―そうですね。データをクラウドに上げて新たなバリューを生み出す、というイノベーションをしたいですね。

スマレジの商品というのは、ハードの魅力ではなく、“データ”というところに魅力があるんです。

一店舗の売上が見ることや、仕入の予測が立てられやすくなることや、

また、自分の会社の情報をストックして分析し、次に活かすことができる。

ビックデータの価値、というところに重きをおいていきたいですね。

【人材観】

代表として、何が示せるか

・社員のみなさんに共通して持っていてほしい考えなどありますか。

―社員は現在15名いるのですが、共通して持ってほしいというより、

代表としての姿を見ていてほしいと思っています。

私が物事を動かしていく過程や、実践していくということで一生懸命動き、

そのベクトルがお客様に向いているのを社員に対して見せることで、

彼らを鼓舞するきっかけになればいいなと思いますね。

あとは、個々の能力や個性があるので良いところを伸ばしてほしいです。

【将来】

・ビジョン、成長イメージなどありましたら教えてください。

―もともとは、システム開発で自社サービスを持ちたいというところからスマレジは生まれました。

システム開発とは、オートクチュールの服のようなもので、既成ではなく仕立てていくもの、と言えると思います。

しかし、仕事はあるのですが、もうその時代ではないなとも感じているんです。

これからは、できればパッケージ商品などに着手していければと思っています。BtoBもあればBtoCもありますしね。

 

・スマレジにおいては、どこを強化したいと思われますか。

―リアルとネットの融合にも力を入れていきたいです。

店頭のものがネットで見ることができる便利さなどから、Eコマースが好調な半面、

店頭の小売が下降気味なんです。しかし、リアル店舗にしかない良いところってありますよね。

手にとって触ることであったり、店員さんとの会話であったり。

その2つの融合をより良いものにして、商取引、決済に結びつける。ここが一番重要だと思っています。

最近は、その部分は店頭のレジシステムとEコマースに親和性があるということで、

店頭もネットも近づいてきています。それを実用的なレベルで提供していきたいですね。

何かイノベーションを起こすことができるか?と常に考え、

もうひとつ先を進めることができたら面白くなるかな、と思います。

 

・このブログを見ている学生、ビジネスパーソンに一言お願いします。

―とりあえずいろいろなことをやってみた結果、今の自分があります。

全部のことに意味があるので、無駄なことは1つもありません。

何でもいいから挑戦してみましょう。僕は、それが回り道になってもいいと思います。

失敗とか成功がある前に、アクションしなくなったら終わりです!