株式会社Warrantee 庄野裕介氏

2014年01月23日


今回取材いたしましたのは、株式会社Warrantee 代表取締役庄野裕介さんです。 

ご自身の家電製品にまつわる経験をもとに、保証書の電子化ビジネスをされています。

「能動的に動く」ことを大切にされておられるという、庄野さんの確かな価値観が伝わってきました。

(柏原陽太)

 

【大学生までの経験・考え】

きっかけは、自身の体験

 

・自ら会社を設立しようと思ったきっかけは何ですか。

―大学卒業時に参加したシリコンバレーツアーで、現在のビジネスアイデアをプレゼンテーションする機会がありました。

そこで投資家の方々から高評価をいただくことができ、

せっかくなら起業したらいいのでは?」とその方々に言っていただいたことがきっかけです。

これらのことがあり、大学卒業後、就職せずに起業しました。

 今のビジネスを思いついたきっかけは、私の身の回りで起きたことでした。私がこれまで買った電気製品がすべてすぐに壊れていったんです。

大学に入学し、一人暮らしを始める際に買った家電3点セットのうち2つがすぐに壊れたり、

携帯電話が、購入した時点でカメラが起動しなかったりだとか。

仕事で使っているノートパソコンも、購入から1年以内に2度も壊れました。別に扱いが悪いわけではないんですよ。笑

 このように、面白いほど物がよく壊れるので、他人より保証書を使う機会が多かったんです。

ここから端を発して、現在のビジネスアイデアを考えました。

 

・起業に向けて学生時代に何か取り組み・準備などされましたか。

―将来的に起業をしたいという思いはありましたが、ITコンサルの会社に内定が決まっていました。

私はそこに入社する気でしたから、起業に向けて何かをしていたということはないですね。

ですが、それとは別に国際交流のNPOを作ったり、いろいろな学生活動に参加したり、友人のアグリビジネスを手伝っていたりしていました。

 

【仕事観・職業観】

誠実に、実直に、人と向き合う

 

・どのような考えや方針で、企業から今まで仕事をされていましたか。

―当社のビジネスは、人の役に立つためのものだという考えもあり、何か人の役に立つ、問題を解決するということを考えて仕事をしてきました。

 

・仕事に対して考え方が変わる瞬間・きっかけなどはありましたか。

―いろいろありましたが、起業した瞬間が一番大きく変わった瞬間です。

自分がやればやるだけ成果が返ってきますし、やらなければやらなかっただけの結果しか得ることができない。

その厳しさというか、何事も自分次第だということを感じた瞬間でした。

 

・今までの仕事の取り組み方で、よかったと思うことはありますか。

―とにかく、どんな人にも誠実に向き合うことですね。人によって態度を変えるのではなく、実直に向き合うことが一番大事なんだと思います。

人を、能力だとかビジネスアイデアの善し悪しで見るのではなく、その人の人柄を見て、評価しサポートしてあげることが大事ですね。

当たり前なんですけど、人間くさいというか。

 

・今までの間に、影響を受けた書籍、もしくは経営者などはいらっしゃいますか。

―松下幸之助さんや、森永製菓の創業者の森永太一郎さんには影響を受けていますね。

影響を受けた本では、『海賊とよばれた男』(百田尚樹著 講談社)が面白かったと思いますね。最近読んだ本のなかで一番印象に残っています。

 

【人材観】

能動的に動く

 

・現在、自社の社員の皆さんに大切にしてほしいと伝えておられる価値観・考え方などありましたら、お伺いできますか。

―メンバーには、当事者意識を持って行動してほしいと思っています。能動的に動くことが大切だと思うので。

あと、自分が面白いと思ったものを見つけてやるべきだと思います。そしてそれを、面白いと感じ続けてほしい。

これは難しいことですが、どう面白いと感じ続けるかも努力だと思います。

また、顧客目線で動くことを徹底しています。ソリューション事業を行う当社にとっては、ITは一つの手段でしかありません。

ソリューションというのは、いかにパフォーマンスを上げるかというところに懸かっているので、

社員に能動的に動くよう伝えているというのは、そのためにベストな動きをしてもらうためのことですね。

 当社の理念は“Solution for the Best”です。最良の世界、最良の結果のためにソリューションを生み出し、実行することが大切です。

そのためには能動的に動くことが大切です。能動的に動くために、大企業的な縦割りではなく分野横断型に意見を出し合うようにしています。

 

・社員の皆さんの成長に向けて、何かなさっている施策などはありますか。

―失敗を恐れずに、何でもできる環境を与えることです。若い社員にも自分の裁量で動いて欲しいので、

プロジェクトを完全に移譲して、本人のやりたいようにやってもらっています。

これには責任も伴うので、だからこそみんな能動的に動けるようになるのだと思います。やはり場数を踏むことですね。

 

【将来】

上場に向け、成長中

 

・今後の事業について、成長イメージや戦略などを教えてください。

―サービスの拡大に向けて大手の会社と業務提携することで、より広くサービスが拡大するように努めていきたいと思います。

ベンチャーが単体で頑張ったとしても、世の中に広がるようなサービスをやっていくのは難しいです。

他の会社の例をみても、大企業と組むことで急成長したベンチャーがたくさんあるので、当社としてもそのようにやっていきたいと思います。

 できれば、5年後くらいで上場したいと思います。早く証券取引所の鐘を鳴らしたいですね。

 

・学生や20代のビジネスパーソンに向けて、一言お願いします。

―まず動くことです。当社のビジネスアイデアも、思いついたことのある方は多いです。しかし、実際にやっている人はいない。

誰も思いつかなかったわけでもないし、特別な技術が必要なわけでもない。ただ、やったかやっていないかだけだと思うんです。

ビジネスを始めやすいのは学生時代だと思います。失うものがないんです。私は就職せずに起業しましたが、

仮に企業に勤めていたとしたら、起業しなかったと思います。というのも、給料や安定など失うものができてしまいますから。

学生だったら、起業してみてほしいですね。それが経験となり、就活にも生かされると思いますし、自分の人生観を形成する一つになると思います。

 

5th WestBoosterに参加して、懇親会で何を多く質問されましたか。

―学生さんには、起業するきっかけを説明させてもらいました。

他にも、事業の内容はもちろんですが、当社が社会に与えるインパクトなどを説明させてもらいました。