株式会社Viviane 田辺大樹氏 

2014年02月20日

今回取材いたしましたのは、株式会社Viviane 代表取締役 田辺大樹さんです。

ソーシャル映画サービスCiatr[シアター]を展開されています。

初めてパソコンに出会った少年時代から、起業という選択、そして将来の事業拡大まで。

取材を通じ、田辺さんの若い勢いが伝わってきました。

(柏原陽太)

【大学生までの経験・考え 】

「プロダクト主義」と叫ばれて

 

・自ら事業を起こし、現在の事業に至ったきっかけは何ですか。

―中学生の頃、初めて自分のホームページを作成しました。

自分でもホームページが作れることを知り、独学でニュースサイトの運営などをしていました。

自分でもウェブサービスをつくることができると知ったのは、この時でした。

現在運営している、ソーシャル映画サービスCiatr[シアター]は、もともとは大学生の時に考えたものです。

自分がもともと映画好きだったというのと、これからスマートフォンが普及して、

動画の閲覧方法が変わっていくと考えていました。

自分が欲しい、映画のウェブサービスを作ろうと思い、起業しました。

バーティカルメディアが成長していることも、後押ししましたね。

 

※バーティカルメディア…ユーザーが欲しい情報にたどり着きやすいよう、

映画や料理など、ある特定の領域に特化したメディアのこと。

 

・大学生の時に起業されたということですが、学生時代に起業に向けて何か準備はされましたか。

―起業に向けて焦りはありましたが、特にプラン立てて準備していたというわけではありませんでした。

ちょうど私が学生の時は、プロダクト主義という言葉を特によく目にした時期でした。

GoogleやFacebookのように、創業者自身がサービスを作れないと意味がない、

というような話に共感し、また自分で作ることも好きだったので、プログラミングを独学で学びました。

そのため当時は立派な事業計画を作るだとかそういった類の起業の準備は後回しでいいから、

とにかくまず動くプロダクトを用意しなければ誰にも相手にしてもらえない、

ということを考えていました。

 

・就職先を選ぶにあたり、何を考慮されましたか。

―起業をしようということはずっと考えていましたが、最初は就職活動もしました。

大学は関西でしたが、IT系企業は東京にあることが多いです。

そこで東京に頻繁に行くことになるのですが、関西・東京間を頻繁に行き来する時間が無駄に思え、

本当に起業するのであればもっと他のことに時間を費やすべきではないかと考えるようになりました。

そして、就活を辞めてプログラミングに集中し、自分でサービスを作る決心をしました。

 

【仕事観・職業観】

当事者意識とコミュニケーション

 

・どのような考え・方針で起業からこれまで仕事をされてきましたか。

―ベンチャーは、少人数で組織が出来上がっていないこともあり、

フラットに意見を言えるような人と環境であることが重要だと考えています。

そのため誰かに指示されて動くのではなく、一人一人が当事者意識をもって働くことを重視しています。

 

・仕事に対しての考え方が変わったきっかけや瞬間があれば、教えていただけますか。

―ある瞬間というのでははないのですが、多くの経営者の方を見ていて、

とにかく考え続けて、かつ考えるだけでなくスピーディに決断し実行することが重要なのだなと感じます。

 

・現在から振り返って、今までの仕事への取り組み方で、これはよかったと思われることはありますか。

また、どのような仕事の取り組み方をすればよかったと思うようなことはありますか。

―チーム全員が腑に落ちるまで、議論し尽くすことは重要だと思います。

脳が何個もあるといろいろな意見やアイデアが生まれるので。

一方で、会社外部の支援者から意見やアドバイスをもらうなど、

もっともっと周囲を巻き込んでいきたいと感じています。

 

・これまで読まれた本の中で影響を受けたものや、尊敬される経営者の方はいらっしゃいますか。

―ソフトバンクの孫正義さんは、想像していたより常に大きなスケールで物事を進めていたりして、

やはりすごい人だなと思います。

最近では白洲次郎さんについて書かれている『風の男』(青柳恵介 著 新潮社)が面白かったです。

また自分でウェブサービスを作ろうかというきっかけになった本のひとつとしては「希望の国のエクソダス」

(村上龍 著 文芸春秋社)という小説ですね。

全国の中学生がインターネットを使った事業で起業し、一大勢力になっていくという、

奇抜な内容の本で、ちょうど自分が中学生の時に読みました。

 

【人材観】

異なる価値観の刺激

 

・メンバーの皆さんに大切にしてほしいと伝えておられる価値観・考え方はありますか。

―全員が当事者意識を持って同じ方向を向いて行動するようにしたいなと考えています。

 

・メンバーの皆さんの成長に向けて、何かされている施策はありますか。

―ベンチャーなので常に大小様々な課題があるので、各々が思考し実行していくことが

最も成長に繋がるのかなと思います。メンバーの年齢層が幅広いので、それぞれが持っている価値観や

考え方が異なります。メンバーがお互いにそれらをやり取りする中で、お互いに刺激を受けています。

 

【将来】

デジタルコンテンツはすべてやる

 

・今後の事業について、成長イメージや戦略などを教えてください。

―今は映画にフォーカスしたサービスを運営していて、将来的には映画以外のデジタルコンテンツという

くくりで他ジャンルに拡大したいと考えています。

 

・学生や20代のビジネスパーソンに向けて、一言お願いします。

―私たちのチームでは、まだまだメンバーを募集しているので、興味のある方はぜひお声がけください!

特に、プログラミングができる方は大歓迎です。

 

・5th WestBoosterに参加されて、ほかの参加者の方や登壇者の方とどのようなお話をされましたか。

―東京に比べると、関西はベンチャーの絶対数が少ないので、

関西で事業をやることに意義を感じてやっている方が多いということを感じました。

関西でWestBoosterがさらに発展するのはもちろんのこと、

こういった関西のベンチャーイベントがもっと増えていけばより良いはず、という話をしました。