株式会社AIWISH 代表取締役 松本大樹氏

2014年07月23日

今回取材致しましたのは、株式会社AIWISH 代表取締役 松本大樹さんです。
新たな就活の形を考える「ヒトカツ」という就活生向けのサービスを展開されています。
学生時代から起業された松本さんの「まずやってみるという精神」に勢いを感じました。
 

(増井友美)

【学生までの経験・考え】
 

・起業したいと思ったきっかけは何ですか?
大学入学当初から起業したいと思っていました。起業する少し前に東日本大震災がありました。
そこでビジネス的に何かできないかなと思ったんですけど、その時に何もできなかったんです。
悔しいな、もっとスキルを付けないといけないなと思いました。そこで仲のいい社長さんに相談したところ、
起業したければ早くすればいいと言われました。最初は勢いで始めたという感じです。

・起業された時は学生の時ですよね?
2回生の春休みの時でした。
 

・大学の学部は何学部でしたか?
関学(関西学院大学)の人間福祉学部の社会起業学科に所属していました。
 

・では、もともと経営の知識自体は初めからお持ちだったということですよね?
そうですね。他の学部に比べると学んできたかなと思います。
 

・実際に起業するにあたって取り組んできたこと、努力されてきたことはありますか?
色々な社長さんにお会いして、お話を伺ったり、アドバイスを頂くくらいしかしていなかったですね。
結局、どの経営者の方も実際にやってみないと意味がないとおっしゃっていたので、
特にこれといった勉強はしてこなかったですね。
 

・学生時代から起業されていたということは、もともと就職活動は意識されていなかったということでしょうか?
そうですね。とくには意識しなかったですね。
 

・何か当時、ご興味のあった分野はおありでしたか?
今もそうなのですが、興味のある分野やしたい業種は特にないですね。
事業として立ち上げるかどうかの基準は「儲かるかどうか」「自分たちが楽しんでできるか」
「誰かの役に立てるかどうか」という条件が満たされていればやるというスタイルです。
特にニーズがあって、そのニーズを満たすビジネスを作るという感じです。なので、業種は特に意識しません。

【仕事観・職業観】
 

・会社をずっと経営されていて、考え方が変わる出来事や影響を受けた人物などはいらっしゃいますか?
基本的な考え方は特には変わりませんし、誰かの影響を受けたということもないですね。
どちらかというと、自分たちでやって失敗して、失敗から次はこれはしてはいけないなという感じで、
次から失敗しないように学びは得るようにしています。
ちょっとした変化なのですが基本的には自分たちがやって失敗して変えるというようなスタイルですね。
あまり、外からの影響を受けるということはないですね。
 

・よくメンターという言葉を耳にしますが、経営者の方でそういった方はいらっしゃらなかったですか?
メンター的な人はいるんですけど、具体的な仕事のスタイルや事業内容や仕事に関わるアドバイスをもらったことはないというか、
あまりもらわないですね。

 

・ということは実践を繰り返して失敗をしていくことで学んでこられたといことでしょうか。
どの経営者の方にお話ししても「とにかくやってみなさい」というお言葉を頂くような感じでしたね。
 

・もともと、起業はおひとりでされたのでしょうか?
いえ、友達と始めました。パートナーが一人と残りのメンバー5人と始めたという感じですね。
 

・メンバーの方々は全員学生ですか?
はい、全員学生でした。
 

・学生が起業するメリットを感じられたことはありますか?
早い段階から社会を知れることですね。実際に起業をしてみないと経営者のことはわからなかったので、
自分より始めるのが遅い人よりは多くの経験を積めたと思うので、やはり早めのほうがいいのかなと思います。
 

・今まで経営されてきた中で後悔や反省したことなどはありますか?
振り返ると後悔は幾つもあるといえばあるのですが、
強いてあげるなら、「パートナーはしっかりと選ばなければいけない」であるとか、
「自分が本当にやりたい仕事以外をやったとしてもすべて中途半端になってしまう」ということですかね。
半年間準備してきたものを打ち切ったこともいくつかありますし、
もう少し、ビジネスの作り方等を冷静に考えていければよかったかなとは思います。
 

・起業された当初と、今も一緒にお仕事をなさっているメンバーの方は同じですか?
一番最初のメンバーからはすべて入れ替えました。
 

・それは意図的に変えられたのですか?
はい。パートナー自体も半年くらいでやめてもらっているという感じです。
 

・それはどういった理由からですか?
仕事を一緒にしていく上で合わないと感じたからですね。熱意といいますか、方向性の違いですかね。
 

・もし、起業された当時にもどれるとしたら、どんな方を選ばれますか?
一つの選択肢としてはパートナーを置かないといったことですかね。
あとはやはり、考え方が合う人を探すといった感じです。

【人材観】
 

・経営されていく中で理念やビジョンがおありだと思いますか、社員の方に共有されている考え方はありますか?
会社の理念としては「周りの人や会社に必要とされる企業になる」というものを掲げています。
ただ、社員にいつも言っているのは自分たち自身が仕事のやりがい、
給料の面で満足していないと人のためにできるわけがないという考えが僕の中にあるので、まず自分が満足する。
自分のやりたいことをやってくれということを社員には言っています。
 

・新卒採用などは考えられていますか?
今年は、新卒採用も行っていきたいと考えています。
 

・採用するにあたって、求める条件は何かありますか?
僕よりできることを何かもっていてほしいです。
 

・それは何かスキル等の特化したことということですか?
僕はスキルという点では何かに特化しているわけではないので、何かに特化したスタッフに入ってほしいと思っています。
 

・人柄や心持ち等で持っていてほしいことはありますか?
新しいモノを生み出す、チャレンジ精神を持っていてほしいです。
もちろんお金は追及していくんですけど、それよりは何か面白いもの、
役に立つモノを作るというようなことを考えている人でないと厳しいという風には考えています。
 

・入社してから、社員の方が成長するためにされている対策などはありますか?
僕自身がそうであったように、先に実践を積ませることですね。
営業なんかでも、初めは僕も付いていきますが、まずはやらせてみて、
終わった後に改善点を指摘するといった感じです。そうすることで、初めは受け身だった学生やスタッフも、
主体的に動くようになったかなと思います。やはり、ベンチャーなのでマネジメントをかっちりするというよりは、
ある程度放置して自分でやらせるということをしています。
 

・集まってくる方は元から成長意欲を持たれている方が多いのですか?
応募の段階では、意欲的な方ばかりが来てくださるというわけではないですね。
ですが、採用して、一緒にやろうとなった人は自分の成長意欲は持たれている方が多いですね。
将来起業したい人も多いですしね。
 

・何か、会社独自の人事制度などはありますか?
これといった制度はまだ決まっていないのですが、例えば、今日(6月20日)とかですと
ワールドカップのサッカーの試合(日本VSギリシャ戦)見てから出社してもいいよとかはありますね(笑)
スタッフが働きやすいであったり、楽しめたりすることは意識して、そこにお金を使ったりしますね。
 

・サッカーということは、その日はお休みをしてもいいということですか?笑
はい、その日は遅れて出社してもいいという感じです(笑)僕も見るので(笑)

【将来】
 

・将来のビジョンと申しますか、今後の成長イメージはありますか?
現段階では、WestBoosterでもお話したように、新卒採用のサービスを展開している状態です。
まずは関西、日本の企業へと使ってほしいといった感じです。しかし、それはそこだけで終わる気はないですね。
これは僕とパートナーの願望なのですが、どうせ経営していくのであれば、
世界中の人が使うようなFacebookですとかTwitterのような何か商品やサービスを一個は作りたいと思っています。
現在もカンボジアで事業をやっているのですが、仕事が少ない地域なので雇用を生めるような
ビジネスを作っていきたいと思っています。
 

・WestBoosterでは「ヒトカツ」というサービスに関してお話頂いたと思うのですが、
雇用ということに対する事業を展開されていきたいという感じですか?
そういったわけではないですね。雇用に関するサービスは「ヒトカツ」だけに留めてしまおうと思います。
あとは違う業種等に広げていって、そこから何か関連付けていくといった感じですかね。

・では最後に、今後起業を考えられている学生、ビジネスパーソンに向けて一言お願い致します。
なにかやりたいと思ったことや興味を持ったことに関してはとりあえずやってみればいいと思います。
起業したいと思えば起業すればいいと思います。無理だったら辞めればいいだけの話なので(笑)

 

・WestBoosterの懇親会でよく受けられた質問等はありますか?
年齢ですね(笑)あとは、メンバーの人数とか、ヒトカツの詳しい説明ですかね。
プレゼンの短い時間では話しきれなかったことが多くあったので、
そういった細かいお話なんかができて良かったですね。

 

・WestBoosterで良い出会いは何かございましたか?
ありました。今週だけでも2人会いましたね!WestBoosterをきっかけに多くの方にお会いして、
お話をさせて頂く機会を得られたり、Facebook等でメッセージを頂いたので、
これからに繋がる出会いがあったと思います。