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グラムス株式会社 代表取締役 三浦大助氏

2014年08月04日

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今回取材いたしましたのは、グラムス株式会社 代表取締役 三浦大助さんです。

リテール事業やZenFotomaticというオンライン画像加工ツールの運営をされています。

周りにいる人を大切にし、全員を幸せにするという三浦さんの熱い思いが伝わってきました。

                     (荒木優子)

 

【経験・考え】
自分を追い込んででも変わらないとマズい。
 
・自ら起業されたきっかけは?
-当時勤めていた会社(インポートファッションブランドの国内総代理店)で
イーコマースを新たに立ち上げようとしました。
しかし会社の中で若造がこんなことやりたいといって旗をとったまでは良かったのですが、
自身の力不足もありなかなかすべてのコンセンサスを得る事ができず、苦しい状態にあった会社に大した貢献もできませんでした。
会社に申し訳ないのと、自身の力の無さにとても悔しい思いをしました。
会社に甘え成長が鈍化していた自分と、今後の生活に対する不安から、自分を追い込んででも変わらないとマズいと思ったのがきっかけです。
当時は社会貢献や人の為に何かしたいなどと考える程の余裕は正直なかったですね。
 

・学生起業ではなく、一度就職してから起業するメリットは?
-社会って言うものがなんなのか、根本的・本質的なところがある程度分かるということはありますね。
僕は組織という不自由や理不尽の中でやり抜く事も大切な事だと思っています。
上司がどうのこうの、古いなどと思うことはあるんですが、その人がいて今があるんです。
創業者の方が血のにじむような努力をされて掘った井戸の水を飲ましていただいている。
そこは理解しないといけないと思いますね、とは言え難しいとは思いますが。
実際に僕も起業して大変な思いをし、初めて理解できました。
 

【仕事観・職業観】
 

自分に関わってくれた人間はすべて幸せにする。
 

・どのような考えや方針で入社から起業するまで仕事をされていましたか?
―このコンテンツを見るような意識の高い学生さんや起業家志望の方には「は?」と思われるでしょう。
僕は学生時代に音楽をやっていて、ヤマハ音楽教室のギターの先生の免許を取って生徒を指導したり、インディーズでCDを出したりもしていました。
もちろんロックスターになりたかったです。
ですがロックスターになろうとすると商売なので、いろんな人がコミットしてきて自分の音楽もできず面倒くさいなと感じていました。
それなら2番目に好きだったファッションをとりあえず仕事にして、生活費を稼ぎながら好きに音楽をやろうと思ったんです。
今思うと当時はその程度でしたね。
当然起業なんて考えた事もありませんでした。
勿論仕事自体は一生懸命やっているつもりでしたが、今考えると甘すぎた。本当に申し訳ないくらいです。
会社の状態が深刻になってきている事に気づき、これはイカンと僕自身も変わろうとしましたが、
中々急に変われるもんじゃなかった。
 

・起業をきめるまでに仕事に対しての考え方が変わる瞬間・きっかけなどがありましたか?
-「あ、死ぬ」と思ったからですね。
勤めていた会社の状態は苦しく、子供はまだ小さく、なにがあっても守っていかなければならない。
その為に自分に何が必要なのかもう一度一から必死に考えはじめたとこからですかね。
それまでは会社の看板があってこその自分だった。それに気付くと色々な事が紐づきました。
ちょっとでも仕事ができる気になっていた自分が恥ずかしかった。
看板が無くても自分の力で仕事ができるようにならなければいけない。
もう必要に迫られたんです。やるしかなかった。とにかく必死でしたね。


 

・起業するまでの間、そのような仕事への取り組み方をしておけばよかった、と思われる事はありますか?
また取り組み方でよかったと思う事はありますか?
-過去があって今の自分があるので後悔は全くありません。
しかし現代の若い起業家、学生起業家は尊敬します。
彼らは学生時代から今やるべきこと、それをなぜ今しているのかをしっかり理解できている方々なんだなと思います。
良かった取り組みについては僕の場合仕事ではなくて恐縮ですが、バンドでの経験ですかね(笑)。
バンドはまさしくスタートアップと同じです。メンバーと切磋琢磨しながら曲というプロダクトを作り、
広報をし、CDを販売する。ライブはプレゼンにも通じますし、そのおかげで人前でのパフォーマンスは得意です(笑)
 

・影響を受けた書籍、もしくは経営者などいらっしゃいますか?
-横山光輝の三国志とドラえもんでしょうか。漫画ばかりですいません。
三国志の時代は常に死の危険にさらされていて、お上の一存で殺されるということがあった時代じゃないですか。
実際に生きるか死ぬかのところで起業したので、どうやってマインドセットをしたらいいのか、
当時の人はどう考えていたんだろう?どうやって生と死の狭間で生き残るのか?といったところは興味深い。
ドラえもんについては、夢とアイデアの元ですね。
四次元ポケットから出てくるアイテムは奇想天外ながらも今ならできそうじゃないか?と思う事があります。
多分、藤子不二雄さんが今のスタートアップシーンにいたらスティーブ・ジョブズやイーロン・マスク以上の
構想をするんじゃないのかとすら思います(笑)
 

身近な方ではシナジーマーケティング株式会社の谷井等社長、
株式会社大都の山田岳人社長にはすごく影響を受けています。
大阪のベンチャーは血が通っているビジネスが多いですね。関東では株式会社ビットアイルの寺田航平社長には
そのスケール感に圧倒されます。
皆様超人的にお忙しいにも拘らず、僕らの様な後進の育成まで親身になって頂ける。人間力がすごいですね。
 

・どのようなスタイルでお仕事をされていますか?
仕事をする上で大切にされている思いなどがあれば教えてください
-自分に関わってくれた人間はすべて幸せにしようと思います。
臭い話をしますと僕の名前「大助」って言うんですね。
両親は多分人を助ける大きな人間になれという思いを込めて「大助」という名前を付けたのだと思うのですが、
実際は真逆なんですね。
僕は本当に多くの人に”大”きく”助”けられています。
だからこそ、その恩には報いたい。
その為にまずはこんな僕についてきてくれているメンバーや身近な人々を幸せにするにはどうしたらいいんだろう?
ということは常に考えています。
勿論クライアントも幸せにします。だからこそ対価を頂戴し食べさせて頂ける訳ですしね。
あと、先は常に考えていますが不測の事態が起こったときにネガティブにならず冷静に起こっている事を整理し、
「じゃあどうする?」と切り替え、考え、実行します。
 

・ZenFotomatic(ゼンフォトマティック)を運営するにあたっての難しさとは?
-これは強みでもありますが、技術的にもビジネス的にも前例のモデルがないってところですね。
今はビジネスモデルや今後の展開についてもハッキリしてきましたが、
最初のうちは特に技術的なところは未開拓の地だったので苦労しましたね。
単に画像認識と一言に言っても多種多様なものがあるんですが、
僕らがやっている事はその中でも特殊且つ様々な要素を組み合わせないといけない難易度の非常に高いものです。
特に商品画像の善し悪しの判断は人の主観値にも依存するので、終わりがない戦いだと思っていて、これからも苦労し続けるんだと思います。

【人材観】
 
先人の教えを大切に。
 

・現在、パートナーの方に大切にしてほしいと伝えておられる価値観・考え方などありましたらお伺いできますか?
-礼に始まり礼に終わるということ。
人をリスペクトすること。
素直である事。
先程の「じゃあどうする?」を繰り返す事ができる忍耐力も必要ですね。
世の中に自分のやっていること、失敗した事、負けた事を簡単に正当化できる、耳障りの良い言葉ってたくさん転がっているんですよ。
人や物のせいにして逃げ道をつくってしまうと踏ん張りがきかなくなるので、
それは言わないようにして「じゃあどうする?」と常に立ち向かうようにしています。
 
・独自の人事制度などあれば教えて下さい。
―今はまだ歯を食いしばっている時期なので会社として特別な人事制度を考える段階ではないですね。
ただ、メンバーが互いにリスペクトし合い、情熱を持って問題に取り組める、
そしてそれができる事に幸せを感じる様な仕組みは最低限つくりたいと思います。
 

・今後の事業について、成長イメージや戦略など教えて下さい。
―CTOのHosfordはニュージーランド出身で社内は英語環境です。
それもあって始めから世界中をターゲットにしています。
実際に開始一年弱でプロモーションもせず世界40カ国以上に広がっている事からも、世界中にニーズが有る事は明白です。
現在はEC化率の高いEUと北米中心ですが、今後はアジアにも力を入れたいと思っています。
成長イメージとしては急カーブを想定しています。僕らの様なサービスはダラダラとしていては命取りですから。
一方で戦略については小利口な戦略よりも、世界中のクライアントの要望に真摯に応えて行く。
これが一番大切ですね。
 

・新規でお考えの展開などありましたら教えてください。
-めちゃめちゃ沢山ありますよ(笑)
ギターを置いてからはビジネスアイデアを考えるのが趣味になっていますからね。
ただアイデアだけでは弱くて、やはり自分自身が深くコミットして実際に直面した問題に対して
解決したいというところから生まれたものこそ本物だと思います。
僕たちも日々のEC運営の中で大量の画像加工がしんどくてしんどくてしょうがなかった。
そしてそれは世界中みんなしんどかった。それを解決する為に生まれたのがZenFotomaticです。
愚直に聞こえるかもしれませんが、まずは世界中のクライアントの期待にしっかりと応える事に今は集中すべきだと思っています。
その点で突き抜けた暁にはあらゆる展開が可能になっていると思っています。
 

・学生や20代のビジネスパーソンに向けて、一言お願いします。
-偉そうな事を言える立場ではありませんが、「バランス」ですかね。
バランス感覚を養う為にもいろんな人と会ってお話をされるのがいいと思います。
ただフラットに聞く事をお勧めします。立場や目的によって意見は様々、社会とはそういうところです。
あなたに対し何の責任も追う必要の無い人が何を言おうが、それを鵜呑みにして失敗しても責任を負うのは他の誰でもなく自分自身なのですから。
最近特に思う事があります。
今の日本って焼け野原から世界有数の経済大国にまでなった。それは想像を絶する努力だったと思います。
その過程で培われた先人の教えや培われた文化は僕ら日本人の宝です。
イノベーションもバランスが重要。
破壊し再構築しなければいけないものもあれば、守らなくてはいけないものもある。
古い格言やおじいちゃんおばあちゃんが言うことには本質が多く含まれています。
いろんな情報が溢れる中でもバランス感覚を持って整理し、大切にすべきものは大切にしないといけないと考えています。
 

・WestBoosterに参加して、懇親会で何を多く質問されましたか?
-やっていることがZenFotomaticという技術が必要なビジネスなので、テクニカルな質問が多かったです。
・WestBoosterに参加して知り合った人と繋がりをもちましたか?
-一緒に登壇した方々とは、せっかく大阪で起業したので、ここ大阪から頑張りたいねと話しています。
そういう意味では良いきっかけと場を頂いたなと感謝しております。


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