立命館大学テクノロジーマネジメント研究科 李政勲氏

2014年08月07日

 

今回取材いたしましたのは、立命館大学テクノロジーマネジメント研究科イ ジョンフンさんです。

留学生が家探しをする際、保証人を代行するサービス “GlobaLink” で、

SOCIAL MAKERS CAMP 2014の最優秀賞を獲得されました。

韓国から留学されている李さん。留学生だからこそ見えたビジネスチャンスを、今実現されようとしています。

(柏原陽太)

 

【大学生までの経験・考え】

父に憧れて

 

・起業を志されたきっかけを教えていただけますか。

-お父さんが起業家なんです。韓国でインテリア系の事業をしています。お父さん姿を幼い頃から見てきましたが、とてもかっこよくて。

そんなお父さんに憧れて、将来起業家になりたいと思いました。

 立命館大学を選んだ理由も、アントレプレナー教育が受けられるからです。

 

・留学生向け保証人代行サービスを立案されたきっかけを教えていただけますか。

-自分が日本に来てから今までに感じた、留学するにあたっての課題点を、後輩たちに感じて欲しくなかったんです。

 せっかく日本に来たのだから、帰国する時には楽しい思い出を持って帰ってほしい。

そんな思いから、このビジネスプランを作りました。

 

・このビジネスプラン立案に向けて、学生時代にどのような取り組みをされましたか。

-このプランを思いついたきっかけは、“Team. Ritsu”※という団体にいた時です。

大学12回生の頃、仲間と新しいビジネスチャンスを探していました。

その際、自分が日本に来た時、部屋探しに困ったことを話したんです。それを解決しようと、始めは不動産業をやるつもりでした。

しかし、日本に来る留学生の生活のすべてをフォローする事業がしたい、という思いが生まれました。

そこから生まれたのが、このビジネスプランです。

 

Team. Ritsu…立命館大学の、起業したい学生が集まる団体。

 

【仕事観・職業観】

人と会い、経験を積む

 

・昨今、起業がブームとなっており、起業件数が増加しています。

それに関連して、起業に対してのお考えをお聞かせいただけますか。

-起業には2つのパターンがあると思います。

1つめは、大企業に入って、そこの資本や資源を活かして新規事業に携わること。

もう1つは、会社の登記からすべて、自分で1からつくること。

私は後者の方が楽しいと思います。前者の方ができることの規模は大きいですが、後者では自分で組織をつくり、

色々な人と巡り合っていくことができます。私が今まさにこの状況なのですが、この状況をとても楽しいと思っています。

 

・学生起業については、どのようにお考えですか。

-「社会経験」とは何か。を考えることが重要だと思います。

 起業する前に社会経験を積むことが重要なのには違いありません。しかし、会社で働くことだけが社会経験だとは考えていません。

大学は4年間もあります。その間にインターンシップをしたり、学外のセミナーに出ることもできます。

教授を通じて色々な人に会うことも可能です。そのような活動を通じて、社会経験を積むことは十分可能だと思います。

 

・ご自身の考え方に、影響を与えた書籍や経営者はいらっしゃいますか。

書籍では「リーン・スタートアップ」(エリック・リース著 日経BP社 2012年)です。

スタートアップ企業では、PDCAサイクルを早く回すことが大事だということが書いてあります。

このサイクルを回しながら、顧客の声を取り入れて行くことで、資源の無駄使いを無くせるそうです。

 

影響を受けた経営者は、やはり僕のお父さんです!

一番身近な経営者ですし、ずっとその姿を見てきましたから。

今、こうやって日本で留学できているのも、お父さんが頑張ってくれたおかげですし。

 

【人材観】

人が大切

 

・このビジネスを事業化するにあたり、どのような人材が欲しいですか。

 人との付き合いを大事にする人が欲しいです。

今まで、色々な方に支えられてきましたし、そのような方の支援があったからこそビジネスプランコンテストでも優勝出来ました。

 やはり、人との付き合いは大切です。

 

・このビジネスを作り上げたチームは、どのようなきっかけで結成されたのですか。

“Team. Ritsu”のメンバーです。この団体でビジネスチャンスを探している中で、結成されました。

私のチームの仲間は4人います。その中には、中国語が話すことができ、中国にネットワークがある人がいます。

他には、親が宅建の資格を持っている人がいて、ビジネスプランにアドバイスをくれたり、とてもたくさんアイデアを出してくれる人がいます。

そして、私は韓国にネットワークがあります。

この4人が揃ったのは偶然ではありますが、ベストなチームだと思っています。

 

【将来】

メンバー募集中!

 

・今後、事業を拡大される予定ですか。

-他のメンバーがみんな就職してしまったので、今は僕一人で事業をやっています。

今、一緒にやりたいというパートナーを募集しています。留学生に興味がある方や、留学生の気持ちがわかる方、

あとは外国語が喋れる方が欲しいですね。

興味のある方、ぜひご連絡ください!

 

・後輩の学生に向けて、一言お願いします。

-「学校を離れろ」と言いたいですね。もちろん学生ですから、勉強はちゃんとしてください。これは当然の前提です。

しかし、学校の外に出ると、広い世界がありますし、色々な企業とのネットワークができます。

学業ができて、なおかつ学校の外にも出られる。両立することが肝心です。

 

WestBoosterに参加されて、懇親会で参加者や他の登壇者の方とどのようなお話をされましたか。

AIWISHの松本さんとは、昨日(7/24)会ってきました。懇親会で知り合った方とも、今日(7/25)会ってきました。

 WestBoosterを通じて、人の繋がりが広まりましたし、ビジネスの実現に近づきましたね。