株式会社パーソナル・サポート 代表取締役 吉村昭彦氏

2012年10月23日


今回、取材しましたのは、株式会社パーソナル・サポートの代表取締役、吉村昭彦さんです。

アップ学習会という個別指導の塾の経営から、シニア世代に向けてのカルチャー講座まで。

個別指導専門の直営教室数で大阪府下No.1であり、全100教室以上展開されています。

また、NPO法人日本こども夢支援協会の理事など、会社の経営以外の面でも活躍しておられます。

 

学生時代の経験が今にも活きている、と吉村さん。

何でも本気でやれば価値のあるものになる、ということを教えていただきました。

(山内 優花)

【大学生までの経験・考え】

自分探しの手段としてのアルバイト

 

・学生時代は何に励んでおられましたか。

―アルバイトに励んでいました。

 そこで、仕事のやりがいや楽しさを覚えましたね。

 アルバイトでしか経験できないことがあると思っていたので、できるだけ様々なアルバイトをしました。

 新聞配達から、引っ越し、ガソリンスタンド、家庭教師、中にはモデルまで。(笑)

 自分にどういう仕事が向いているのか?何がやりたいのか?ということを考えてやっていました。

 また、そこでの出会いというものはとても刺激的でしたね。

 なるべく社長と一緒に仕事ができるアルバイト先を選んでいました。

 なんで起業したのか?どういう経緯で?など、いろいろなことを聞けましたし。

 そういった方とは、今でも連絡、相談できる関係です。

 

・就職した際に重視されたことは何ですか。

―いつか起業しようという気ではいたのですが、何から手をつけたらいいか分からなかったので、

 金融や商社関係を中心に受けていました。

 無難なところを受けて、そこから考えていこうと思っていましたね。

【仕事観・職業観】

人と人とのつながりを大事に

 

・働くうえで持っておられる価値観、考え方はありますか。

―働くこと自体がとても好きなので、あまり深く考えたことがないですね。

 趣味に没頭するような感じと同じなので…好きなことをするために起業を選びました。

 

・“働く”ということの、どこが好きなのでしょうか。

―そうですね。圧倒的な充実感といいますか…

 自己責任の世界ですし、やったらやった分だけ成果が出るというところと、

 創意工夫とチャレンジすることで成果が変わってくるというところ。

 こういったところが好きだと思ったのは、アルバイトの経験からですね。

 そのときには、学生と社会人の違いや営業のスキルなどを学びました。

 

・営業のスキルとは具体的にはどのようなものなのか教えてください。

―断られてからがスタートだ、ということですね。

 売り手と買い手といいますか、会社とお客さんの立場には必ず壁があります。

 始めにじっくりお客さんの言い分を聞いて、壁をなくすことが大事です。

 特に私が行なっている事業なんかは、1回きりの営業ではありません。

 長いお客さんとの付き合い、関係の中で信頼関係を築いていき、そこから結果を出していくというやり方ですね。

 例えば、生徒さんに対してなのですが、入塾説明会でお断りされても、

 いつか戻ってきてくれるように。

 途中で辞めることになってしまっても、あの塾が良かったと思ってくれるように。

 そういった気持ちになってもらいたいですね。

 

・様々なセミナーやイベントを開催されていて、また、NPOの理事長などもされており、

 塾の事業だけでなく幅広くやられている印象を持ったのですが、

 そういったことをすることによって得たものや、学ばれたことというのは何かありますか。

―そうですね。やりたいことが多いということもありますし、

 本当は全部自分の会社でやりたいんですよ。(笑)

 ですが、自分1人、また自分の会社だけでやるには限界があります。ノウハウ、資金などの面でも大変ですし。

 それなら、どうすればやりたいことができるのか?と考えるようにし、

 “やっているところとタイアップしよう!”という形になりました。

 そういった経緯で、NPOやスポンサーとして関わることになりましたね。

 そこに本気でやっている人がいれば、自分じゃなくてもいいんです。

 関わることができているだけで幸せなんです。

 

・影響を受けた書籍、経営者の方がおられたら教えてください。

―坂本竜馬ですかね。

 彼は、人を巻き込む力があったのだろうし、それほどの魅力があったんでしょう。

 経営者、歴史上の人物などの偉大な方というのは、

 周りの協力者がいるからこそ偉大であるということが言えると思うんです。

 そういった形で、自社も社員や協力してくださっている他社のやりたいことというのも

 自社の目標にして頑張っていきたいですね。

【人材観】

勉強を教えるだけの塾はいらない

 

・自社の社員の皆さんに持っていてほしいと思われる価値観、考え方はありますか。

―経験、スキルより気持ちが大事、ということです。

 本気で思っているのであれば行動に出ますし、行動にさえ出れば結果は必ず出ます。

 良い結果になるかどうか、というところは上司の責任でもあります。

 また、塾の生徒さんにも明確な目標を持って強い想いで勉強してほしいですね。

 塾講師のアルバイトをしてくれている大学生にも、もちろん。

 僕は、本来塾はなくても勉強はできると思っています。(笑)

 学生時代、意味がないと思って途中で辞めてしまった経験があって。

 結局、勉強のやり方と、自分のモチベーションが必要なだけなんです。

 じゃあ塾って何?と考えると、“人”の部分なんですよね。

 相談できるような頼れる人の存在といいますか。

 そういった人たちがたくさんいるような塾にしたいです。

 

・社員の皆さんの成長にむけてなされている施策は何かありますか。

―目標を掲げてもらうことですね。

 達成できなれば、反省することも必要だと思っています。

 普通は大きな目標を掲げるときって、1年というスパンだと思いますが、

 それを半年に縮めて、自社では新年会を1月と8月に行なっています。

 また、毎月、行動指針を立ててもらい、僕が出した課題図書を読んでもらって

 感想文を書いてもらうということをしています。

【将来】

全世代に愛される会社に

 

・今後の事業について、成長イメージや戦略など教えてください。

―個別指導の塾として昔は差別化できたのですが、今はなかなか難しくなっています。

 そこで、どう明確に差別化していくか、社会でどう受け入れられるかというところに

 焦点をあてていきたいと思っています。

 アップ学習会では、サッカースクールのように、部活動と塾の両立に力を入れていきたいですね。

 今はサッカーしかやっていませんが、その他にも様々なスポーツの活動にも

 力を入れていきたいと思っています。

 また、全国展開もしていきたいですし、塾経営で培ってきたノウハウを用いて

 講師育成もやっていきたいですね。

 

・新たな展開など、何かお考えでしょうか。

―シニア向けに講座を展開していきたいと思っています。

 パソコン、スマートフォンなどのデジタル機器の講座ですね。

 学ぶ場自体が楽しい、好きだと思ってもらえるようにコミュニティを作ることができればと思います。

 

・学生や20代のビジネスパーソンに向けて一言お願いいたします。

―とにかくいろんなことにチャレンジしてほしいですね。

 早ければ早いほど失敗の傷も小さいのでいろんな失敗をして、経験を積みましょう。

【WESTBOOSTERに参加して】

―目的意識がみんな一緒だったな、と感じました。

 皆さん、異業種の人との交流を機に自分のビジネスを大きく変えようと思って参加されたのではないでしょうか。

 懇親会では、何かできることないですか?というお言葉が、

 何か協力したいという姿勢を感じてとても嬉しかったですね。