株式会社ベクトル 代表取締役 西江肇司氏

2014年08月18日


今回取材いたしましたのは、株式会社ベクトル 代表取締役 西江肇司さんです。テレビ番組や雑誌の記事を通じて、
企業の商品を社会に広める、PR事業を展開されています。
サーフィンが趣味だという西江さん。資金不足やバブル崩壊といった逆風を乗り越えて、事業を波に乗せられました。
仕事について、またそこから得られる経験について、考えさせられるお話です。

(聞き手:嶋内秀之 書き手:柏原陽太)

【起業・経営】
逆風を乗り越えて

・起業を意識した原体験、きっかけを教えていただけますか。
-世界の有名な実業家に憧れて、大学時代からそのような人についての本をよく読んでいました。
フォーブスはずっと読んでいましたし、ナポレオン・ヒル、アリストテレス・オナシス、ハワード・ヒューズら※
についての本も、読んでいました
親が自営業だったということも、起業を意識させた要因の一つですね。


・ナポレオン・ヒル…アメリカ合衆国の著作家。成功哲学の祖。
・アリストテレス・オナシス…ギリシャの海運王
・ハワード・ヒューズ…アメリカの実業家、映画製作者、飛行家

・起業して楽しかった経験とそうでない経験を教えてください。
-私が学生だった頃、学生起業といえばパーティーを主催したり、学生雑誌を製作したりといったことが中心でした。
私も、パーティー会場を貸したり、雑誌を作ったりしていました。
しかし、私はパーティーがあまり好きではなく。なので、学生時代にやっていたパーティーや雑誌作りは全部辞めてしまいました。
それとともにお金が無くなり、一時期はレストランに人を連れて行くのも気を遣うくらいでした。
その代わり、0からモノをつくる能力を身につけたかと思います。
お金がなくても、そこから儲ける能力がつき、今思うと、お金が無かったのも良い経験ですね。

・もう一度創業期に戻るとすれば、どのようなことをしたいと考えますか。
-波が来ている時代に創業したかったですね。例えば、今のITブームみたいに。
私がPR会社を創業したとき、バブル経済が崩壊した時だったので、世間には逆風が吹いていました。
しかし、その時代を経験したことが、今の強さに繋がっていますね。
あとは、手に職をつけてから起業したほうが良かったかな、と思うことも時々ありますね。

・どのようなブレーンが必要だとお考えですか。
-実際に「やったこと」のある人ですね。
上場を手伝った経験がある人は沢山いますが、実際に上場の戦略やビジネスの儲け方を知っている人はなかなかいません。
実際にそれらをやったことのある人と話すことは大事だと思いますし、
そのような人を獲得すると強いと思います。

・ご自身に影響を与えた経営者はいらっしゃいますか。
-一番影響を受けたのは、スティーブ・ジョブズですね。

 

【人材・社員】
勉強すること。楽しむこと。

・採用の際に大切にされていることはどのようなことですか。
-マスコミ業界が好きなこと。そして、どんな業務でもできる、オールジャンルで優秀な人です。

・現在、自社の社員の皆さんに大切にしてほしいと伝えられている価値観、考え方などありましたら、お伺いできますか。
-一番大切なことは、仕事を楽しむこと、人生を楽しむことです。

・社内教育で、意識していること、特有の制度などあれば教えてください。
-この職業のプロになってほしいです。
そのための教育はこちらでもしますが、自分から勉強する気持ちを持つことが大切です。
勉強しないと、プロとしては通用しません。

 

【最後に】
早く起業する。

・ブログを読んでいる学生や20代のビジネスパーソンに向けて、一言お願いします。
-成功している人は、早くから起業しています。ただ、早いほうが大変なんですよね。
ですから、一度就職してから起業するか、就職せずに起業するかは、自分に合った方を選ぶと
自分に合った方を選ぶといいのではないかと思います。
今は、起業するにはとても環境が良い時代です。起業したいなら早めにやるほうが良いです。
起業したければ、まずは情報収集してください。自分で考えるより先に。考えるには情報のベースが必要ですから。
もし、将来の起業を考えて就職するなら、情報を集めやすい業界に行くことをおすすめします。
例えば、コンサルティングや、ベンチャーキャピタルなど。商社もいいですね。