株式会社洛洛.com 代表取締役 安達貞雄氏

2012年10月04日

 

今回、取材しましたのは、株式会社洛洛.comの代表取締役、安達貞雄さんです。

FacebookやTwitterと連携し、各自の肌質に適した商品が表示されるなど、

ユーザー同士の情報共有もできる肌診断アプリ、Beautecam(ボーテカム)。

美容×ITという分野での事業の強み、また、難しさとは。

そして、海外への展開をしていくなかでの、学び、得るものとは何か。

 

また、安達さん流の“おしゃれな生き方”についてお聞きしました。

そこには、私生活から仕事においてまで、キラリと光る個性がありました。

(山内 優花)

【学生のころの経験・考え】

起業を意識、そして強い意志を

 

・学生時代は何に励んでおられましたか。

―新聞配達や、ホテルのレストランのアルバイトに励んでいました。

 大学は、行く必要がなかったので行かなかったんです(笑)。

 

・起業に向けての勉強などはされていたのですか。

―そうですね。自分で勉強していました。

 また、一時期コンピューターの学校に通っていたこともありますね。

 もともと家族が自営業をやっていたので、自分も会社をやる!ということは意識していたのかもしれません。

【仕事観・職業観】

働くことは楽しくてすごく幸せなこと

 

・働くうえで持っておられる方針や考え方はありますか。

―社名の通り、“らくらくわくわく”ですね。

 仕事が楽しくてしょうがない、といった感じです。

 仕事をやるうえでの基準って、儲かるか儲からないか、じゃなくて、楽しいか楽しくないかなんですよ。

 こういう基準じゃないと長続きしないでしょ。

 

・そういった考え方が変わる瞬間・きっかけは何かありましたか。

―価値観は日々変化すると思いますが、

 大きなきっかけとしては、2009年からアメリカに進出し始めたことです。

 そこからグローバルな視点を持つようになりましたね。

 ITの会社がドメスティックに会社を行うと意味がないんですよ。

 

・Beautecamを開発するにあたって、苦労した点はありますか。

―そうですね。自社の開発エンジニアが男性ばかりなんですが、

 彼らを女性視点に立たせることが難しかったですね。女性の気持ちが分からないと成り立たない商品なので…

 

・先日のWESTBOOSTERでは、安達さん自身が美容、健康オタクであるとおっしゃっていましたが、

 自分の好きなことや興味のあることを仕事にすることによって、良かった点や役立ったことなどがあれば

 教えてください。

―僕は綺麗なもの、かっこいいものがずっと好きなのでね。いろんなものに影響されますね。

 特にヨーロッパの建造物のデザインなどが好きです。

 こういったデザインなどを、自社の商品に取り入れたり参考にしたりしています。

 

・安達さんは、海外国内問わず、様々なイベントに意欲的に参加されていますが、その理由を教えてください。

―理由としては、イベントではたくさんのことが学べるということが1つあります。

 また、海外のイベントでは自分たちのサービスがどう受け入れられるかということが身をもって感じられますね。

 先日参加した、ラスベガスで最大のコスメの祭典、COSMOPROFでは良い評価を得られたので良かったです。

 また、様々な課題も見えてきて改善策も考えることができましたしね。

 

【人材観】

“働くことを楽しめ!”洛洛.com流の教え

 

・洛洛.comの社員さんに共通して持っていてほしいと思われる価値観はありますか。

―仕事をするうえで楽しいことを見つけてほしいですね。

 働くことを楽しむということは、とても幸せなことだと思います。

 会社にいる時間って、1日の大半を占めますし、ということは、

 人生の存在意義をかなり占めることになるじゃないですか。

 そんなの、楽しまないともったいないですよね。

 

・採用の際に大切にされていることはどのようなことですか。

―僕は、その人が何に興味があるのか、何がやりたいのかというところに重点を置き、適材適所で見極めます。

 また、面接のときに顔でなんとなくどういう人か分かるんですよね(笑)。

 面接をして、また1週間後に面接するんですけど、前の面接とのギャップが大きければ大きいほどダメですね。

 本物の人からは本物の答えが返ってくるので。

 

【将来】

世界一のIT×美容企業を目指す!

 

・今後の事業について、成長イメージや戦略など教えてください。

―自社は元々、画像解析の会社だったんですが、全世界の肌画像を世界一保有している会社になりたいですね。

 情報量で優位性を持ちたいと思っています。

 また、まだまだBeautecamには課題があります。

 例えば、海外展開を進めていくうえで、カルチャーの問題がありますね。

 ヨーロッパの女性は、肌の情報を知られるのをあまり良く思わなかったり、

 EUの規律で化粧品の比較広告が規制されていたり…。

 そういったことをどういうふうに乗り越えていくか、ですね。

 

・学生や20代のビジネスパーソンに向けて、一言お願いします。

―自分のやりたいことを1つ見つけて、とりあえず働いてください。

 フリーターになることが一番もったいないことです。

 20代前半で経験を積まないことが、日本としてのマイナスに繋がっていると思います。

 また、現在転職しようかと迷っている方は、

 転職のときは円満退社で、起業したあとも前の職場に行けるような環境作りをしてください。

 そこから、いざというときに助けていただけるような人脈が生まれますよ。